ダントン/ジェラール・ドパルデュー,ヴォイツェフ・プショニャック,アンヌ・アルヴァロ,アンジェイ・ワイダ(監督),ジャン・プロドミデス 工場

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ジェラール・ドパルデュー,ヴォイツェフ・プショニャック,アンヌ・アルヴァロ,アンジェイ・ワイダ(監督),ジャン・プロドミデス(音楽)販売会社/発売会社:(株)紀伊國屋書店((株)紀伊國屋書店)発売年月日:2014/04/26JAN:4523215072939規格品番:KKDS666ポーランドの女性作家スタニスワヴァ・プシブィシェフスカ(1901年〜1935年)が1931年に発表した戯曲『ダントン裁判』(未邦訳)を、ルイス・ブニュエル監督との共働で知られるフランスの作家・脚本家ジャン=・クロード・カリエールが映画用脚本に翻案した作品。翻案にあたっては、監督のワイダ自身のほか、女性映画監督アグニェシカ・ホラント、ボレスワフ・ミハウェク、ヤツェク・ガシオロフスキが協力している。映画『ダントン』は、フランスのゴーモン社の委託で製作され、元来ポーランドで撮影されるはずだったが、自由労組“連帯”の活発化がきっかけとなって同国で1981年12月13日に戒厳令が施行されたため、急遽フランスで撮影されることになった。/ダントン役には、ワイダが一目見て彼こそダントンだと直感したというフランス人俳優ジェラール・ドパルデューが抜擢された。ワイダは1970年代半ばより『ダントン裁判』を何度か舞台で演出したこともあり、ロベスピエール役には舞台版で同役を演じたポーランド人俳優ヴォイチェフ・プショニャクが起用されている。フランス革命期に生じた独裁と恐怖政治をめぐる、二人の対照的な人物ダントンとロベスピエールの葛藤を中心に据えた作劇とプロットの構成は、映画と原作で共通している。しかし彼らの扱いに関しては、映画と原作とで真逆なものとなっており、原作がロベスピエール側に寄り添う形で書かれていたのに対し、映画版はダントン側の視点に立って劇が構築されている。そのため、映画『ダントン』は、二つの相反するイデオロギー(「推進派=革命遂行=ロベスピエール」と「穏健派=反革命=ダントン」)の相克を、「ソ連による支配体制=ヤルゼルスキ」と「反体制勢力=連帯=ワレサ(ヴァウェンサ)」のそれにダブらせ、後者の側に就いていると見る者が少なくなかった。もっともワイダ自身は、映画『ダントン』はポーランド現代史の文脈に重ね合わせて作られてはいないと繰り返し明言している。英国アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作品。ワイダは本作で、1983年度ルイ・デリュック賞およびセザール賞の最優秀監督賞を受賞した。

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